ラトナ・ソイルハードナー工法RATNA SOIL HARDENER METHOD｜大井建設株式会社

ラトナ・ソイルハードナーは無機系の土質改良添加剤です。
セメントおよびセメント系固化材や苦土石灰と併用することによって、さらに大きな効果を発揮します。

ラトナ・ソイルハードナー・固化材・改良機械および施工を一体とした工法が「ラトナ・ソイルハードナー工法」です。
ラトナ・ソイルハードナーは添加剤としての位置付けであり、セメントおよびセメント系固化材や苦土石灰を用いた土壌改良の際に添加することを前提としております。これにより従来の土壌改良には見られない大きな効果を発揮します。

セメントおよびセメント系固化材や苦土石灰との同時使用が前提になるため、
ラトナ・ソイルハードナー単体で施工することは不可能とお考えください。

「無機系土質改良工法」として捉えれば、使用の目的等の条件次第で競合する部分はあると思われます。
しかし、各工法の使用材料を見た場合、使用するセメントおよびセメント系固化材や苦土石灰等と
ラトナ・ソイルハードナーの融合は十分に考えられます。
土系・舗装の分野の工法おいて、ラトナ・ソイルハードナー工法は六価クロムの不溶出、弾性、曲げ、圧縮強度といった優位性はもちろんのこと、現地発生土を利用できることにおいて、他工法と比較した際に大きな優位性をもっています。他工法では精製土や専用土を外部から搬入して施工しますが、ラトナ・ソイルハードナー工法は多種多様な現場発生土を利用することができるため、コスト面でも優れた工法です。

セメントおよびセメント系固化材（六価クロム対応型、無粉塵型、高炉系、ポルトランド系、石灰系等）の種類により、
効果の発現に多少の差が出ることはあり得ますが、現時点の施工実績からも特に相性が悪い固化材はありません。

ラトナ・ソイルハードナーは、これまでに各種泥土、高有機質土、ピート層、ローム層、凝集処理土等の土質改良に使用されています。
その目的として、長期安定固化効果をはじめ、水域での安全な固化、急速な離水効による固層分離、臭気対策、緑化抑制などが挙げられます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

基本的に、専用機械を導入する必要はありません（地盤柱状改良など一部の用途を除く）。現場での改良においては、バックホウ、スケルトンバケット、バケットミキシング等の機材および、ラトナ・ソイルハードナー水溶液散布用の高圧洗浄機、貯水タンクがあれば施工可能です。
なお、固定式プラントに導入予定の場合には作業工程を確認した上で、ラトナ・ソイルハードナー水溶液の散布位置を検討し、僅かな改良を行うことで導入可能です。建設機械メーカーから出されている移動式改良機も同様に使用可能です。

施工実績のページをご覧ください。施工実績は随時追加・更新してまいります。
また、お問い合わせいただくことで、より具体的な施工内容をお伝えすることも可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。

詳しくはラトナ・ソイルハードナー工法詳細のページをご覧ください。
また、お問い合わせをいただくことで、より詳しくご説明させていただきますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
メカニズムの一部においては企業秘密よりお答え致しかねる場合もございますが、あらかじめご了承ください。

生活者の環境意識の高まりに合わせて、建設会社が地盤の無害化に取り組む必要性はますます大きくなっています。
すでに広く普及している従来のセメントおよびセメント系固化材を使った土質改良工法は、有害物質の溶出を防ぐことはありません。
しかし、多くの企業にとって新規の設備投資は難しく、これからもセメントおよびセメント系固化材に頼った土質改良は続きます。
このような背景から、新規設備を導入することなく、経済的な合理性をもちながら有害物質の溶出を抑制することができる「ラトナ・ソイルハードナー工法」は、建設業界の未来を変える新工法として注目を集めています。